2025/04/26

Taiwan Today

政治

中国から香港・マカオ経由で台湾入りする旅客の水際対策を強化、1/6から

2023/01/04
中央感染症指揮センター(新型コロナウイルス対策本部)は3日、中国で新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっていることを踏まえ、1月6日から1月31日まで(フライトスケジュールに基づく)の期間、中国から香港・マカオ経由(入国なしの乗り換え)で台湾入りする旅客について、中国出発前48時間以内のPCR検査陰性証明、あるいは中国出発前24時間以内の抗原検査陰性証明の提示を義務付けることを決めた。(中央感染症指揮センター)
中央感染症指揮センター(新型コロナウイルス対策本部)は3日、中国で新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっていることを踏まえ、1月6日から1月31日まで(フライトスケジュールに基づく)の期間、中国から香港・マカオ経由(入国なしの乗り換え)で台湾入りする旅客について、中国出発前48時間以内のPCR検査陰性証明、あるいは中国出発前24時間以内の抗原検査陰性証明の提示を義務付けることを決めた。台湾は1月1日以降、中国からの直行便の旅客に対して台湾到着後の空港(あるいは港湾)でのPCR検査(唾液検体)を義務付けているが、香港・マカオからの旅客は対象外としている。
 
中央感染症指揮センターによると、すでに香港やマカオも、中国からの旅客に対する水際対策を強化している。例えば香港は、中国からの旅客に対して搭乗前48時間以内のPCR検査陰性証明、あるいは24時間以内の抗原検査陰性証明の提示を求めている。また、中国を出発して香港で乗り換え、別の国へ向かう旅客については、渡航先の防疫規定に基づく協力を行っている。また、マカオは中国からの旅客に対し、搭乗前72時間以内のPCR検査陰性証明の提示を求めている。
 
中国では現在、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、各地で感染者が増えている。それに伴い、高齢者の感染や重症者も増加傾向にある。中国の専門家も、年初から旧正月(今年は新暦1月22日が旧暦元日)期間にかけて、大都市での流行が農村や地方都市にまで拡大するだろうと指摘している。こうした地域は大都市に比べて医療資源が乏しく、高齢者などの弱者が占める比重が高い。旧正月期間における大都市と農村の大規模な人の移動は、中国の感染状況に重大な影響を与える。このため、中国の感染状況は旧正月前後、さらに悪化し、感染のピークは今後3か月以上続く見通しだ。
 
中央感染症指揮センターによると、現在中国で主に流行しているのはオミクロン株の子孫系統となるBA.5.2やBF.7などの変異株。これから旧正月の連休で人々の大移動が発生すれば、新たな変異株が生まれる可能性も増大する。中央感染症指揮センターは、引き続き海外からの変異株の侵入を監視するとともに、新たな変異株の発生のリスクと、それが台湾に与える影響についても評価していきたいとしている。
 

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